Whitesnake / The Purple Album 2015年作品 ①Burn ②You Fool No One ③Love Child ④Sail Away ⑤The Gypsy ⑥Lady Double Dealer ⑦Mistreated ⑧Holy Man ⑨Might Just Take Your Life ⑩You Keep On Moving ⑪Soldier Of Fortune ⑫Lay Down Stay Down ⑬Stormbringer ⑭Lady Luck ⑮Comin' Home V. デヴィッド・カヴァーデル G. レブ・ビーチ G. ジョエル・ホークストラ B. マイケル・デヴィン D. トミー・アルドリッジ |
デヴィッド・カヴァーデルがディープパープルに在籍していた時期(第三期、第四期)の曲をカヴァーしたアルバム。 このアルバム制作のきっかけは間違いなく、ジョン・ロードの死と、リッチー・ブラックモアとの再会にあると思います。 2002年にディープパープルから引退する形で脱退したジョンロードは、後にソロ活動を続けますが、本音は第三期ディープパープルのメンバーでの活動を熱望していたようです。 しかし願い叶わず、2012年にこの世を去ってしまいます。 1974年[ ディープパープル/ 紫の炎 ]で見出されてデビューしたデヴィッド・カヴァーデルは恩人の一人を失いました。 そして疎遠になっていたもう一人の恩人、リッチー・ブラックモアとの関係を修復しないままでは後悔する人生になってしまうとの思いから、デヴィッドはリッチーにコンタクトを取り急接近することになります。 当然の流れとしてリッチーとデヴィッドの共作(第三期ディープパープルの再結成?)の話になりますが、最終的には合意にはいたらず、このプロジェクトは破談となってしまいます。 そして落胆していたデヴィッドに、そのプロジェクトを自身のグループであるホワイトスネイクで実現させたらどうかと御夫人に勧められたそうで、その結果本作が制作された様です。 そして一方のリッチー・ブラックモアは20年振りにハードロックに回帰することを発表しましたが、恐らくこのデヴィッド・カヴァーデルとの一連のやりとりが、ハードロック熱に火を付けた一因になった事は間違いないでしょう。 そしてアルバムの出来はデヴィッド・カヴァーデルの故郷ディープパープルへの愛情が感じられるなかなかの仕上がりです。 個人的には②はオリジナルを超える出来栄えだと思いますし、⑦もホワイトスネイク流の見事なアレンジに仕上がってます。 そして思わぬ副産物として、このアルバムのツアーメンバーとして知る人ぞ知るミケーレ・ルッピがなんとキーボードとして加入したそうです。 = ⑪ Soldier Of Fortune = https://youtu.be/z69sxDq3Ybc = ⑤ The Gypsy = https://youtu.be/xpBlajy9ruE = ⑬ Strombringer = https://youtu.be/Xk9wWj8Wh30 = ② You Fool No One = https://youtu.be/aBNMVTcOOGs = ① Burn = https://youtu.be/nqS9UjIH3zA |