1971年発表、ユーライア・ヒープのサードアルバム。
ディープ・パープル、レッド・ツェッぺリン、ブラック・サバスと共にブリティッシュ四大バンドの一角をになっていた大御所バンドです。
が、アルバムセールスやコンサートの動員数では恐らく一番少なく、日本で熱狂的なファンは少ないのではないでしょうか?
原因として、リッチー・ブラックモア、ジミー・ペイジ、トニー・アイオミの様なカリスマ的ギタリストがいない事と、印象的なギターリフやギターソロが無い事が考えられます。
しかし、そもそも他の3バンドと違ってリフやソロで魅了するスタイルでは無く、プログレッシブで複雑な曲展開を得意としており、英国四大バンドとして括られてしまったのがある意味不幸だったかも知れません。
でも内容は今更私ごときが語るまでもないですね。 凄い、流石ですよ。
ドラマティックな曲展開は、パープルもツェッぺリンもサバスもユーライアヒープには及びませんね。
セールス的には他の3バンドに劣りますが、間違いなく、リッチー・ブラックモアもジミー・ペイジもトニー・アイオミもソングライターとして注視してたでしょうし、影響すら受けていた感さえあります。
ブリティッシュハードロックの魅力が詰まった①対自核、ユーライアヒープの最高傑作と言っても良い大曲③七月の朝、あまりにもドラマティックでダイナミックな大曲⑤悲嘆のかげり、この3曲はキャッチーさはまるでないもののハードロックの理想形と言っても良い超名曲です。
とっつきにくい部分もあるバンドですが、曲の勝負では決して負けてはいないでしょう。
ユーライアヒープ、オリジナルメンバーはG.のミックボックスのみになってしまってますが2016年現在も健在で1月には来日も果たしています。
そして再び名盤を作ってくれる事を信じています。
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