UFO / Phenomenon 1974年作品 ①Too Young To No ②Crystal Light ③Doctor Doctor ④Space Child ⑤Rock Bottom ⑥Oh My ⑦Time On My Hands ⑧Built For Comfort ⑨Lipstick Traces ⑩Queen Of The Deep v.フィル・モグ g.マイケル・シェンカー b.ピート・ウェイ d.アンディ・パーカー |
イギリスのUFO、サードアルバムです。 ’70にデビューして以来、UFOはイギリスはもちろんドイツでかなりの人気だったそうで、そのドイツのスコーピオンズを前座に据えてのツアーが好評だったようです。 先日も紹介しましたが、前座のスコーピオンズは、’72に1stアルバムをリリースしたばかりで、リーダーのルドルフシェンカーの弟マイケル(当時16歳)が大変な注目をあつめてました。 この頃のUFOのギタリストはミック・ボルトンでたびたび本番前に姿をくらます悪い癖があった様で、その度に前座のスコーピオンズからギタリストのマイケルシェンカーを借りてなんとか乗り切る。その繰り返しだったようです。 そしてミックは完全に失踪してしまい、そのあと加入したのがなんとバーニー・マースデン(のちのホワイトスネイクの初期ギタリスト)。しかしまたそのマースデンも失踪。 そこでUFOはマイケル獲得に動きだします。 マイケルはもちろん、兄のルドルフにも筋を通しついにマイケルをイギリスに連れて帰ります。 旅立ちの日には、兄のルドルフとヴォーカルのクラウスが空港に見送りに来たそうです。 そしてマイケルシェンカーと言う、若きギターヒーローを加えた新生UFOは歴史的名盤である本作をつくりあげます。 当時英語が全く話せなかったマイケルは加入当初から孤立し、異国の地で精神的にかなり不安定で、その自虐性が曲作りに投影され名曲が生まれたと言われています。 前置きが長くなりましたが、⑤Rock Bottomはウルトラ級の名曲でギターソロがまさに「神」です。 その他にも③、④、⑩などUFO時代のマイケルはホンとに凄い、なにかに取りつかれたようなギターを弾いてます。 この後マイケルは本作を含め5枚のアルバムを残したあと、なんと失踪してしまいます。 歴代ギタリストが失踪してしまう[ UFO ]と言うバンドのお話でした。 = ⑤ Rock Bottom = https://youtu.be/aP5ikQpTR3c |