Billy Joel - Cold Spring Harbor 1971年作品 ①She's Got A Way ②You Can Make Me Free ③Everybody Loves You Now ④Why Judy Why ⑤Falling Of The Rain ⑥Turn Around ⑦You Look So Good To Me ⑧Tomorrow Is Today ⑨Nocturne ⑩Got To Begin Again |
1971年発表のビリー・ジョエルのデビューアルバムです。 彼のデビュー作は73年の「 ピアノマン 」だと思っているひとが以外に多いのではないでしょうか? それもそのはず、この作品は文字通り鳴かず飛ばずで、まったく売れなかったそうです。 さらに不幸な事に、骨身を削る思いでデビューへの道を切り拓き、心血を注いで作り上げた一作目のアルバムがレコード会社の凡ミスで、録音テープの再生速度を上げてマスタリングされてしまい、まったく別人の様な声で世に出てしまいました。 ビリーは落胆し、完成したレコードを道に叩きつけたという逸話があります。 想像できますよ、プロデューサーにああしろこうしろと偉そうに指図された挙げ句に、再生速度をあげられ別人の様な声で世に出てしまったなんて、、、頭にきたでしょうね。 普通ならブン殴ってますよ! でも殴んなくて良かった、、彼はアマチュアですが20戦以上のキャリアを持つ元ボクサーですからね! そしてこの作品が速度を修正され、再発されたのはなんと1983年の事でした。 肝心の作風はまさにビリー・ジョエルの原点を感じさせるもので、ほとんど弾き語りに近いものです。 アレンジは地味ですが、素晴らしい曲で埋め尽くされた名盤です。 = ① She's Got A Way = https://youtu.be/nMSo9ig_Mg8 = ⑨ Nocturn = https://youtu.be/EHK8UbzQjis |
Deep Purple - Live In Japan 1972年作品 ①Highway Star ②Child In Time ③Smoke On The Water ④The Mule ⑤Strange Kind Of Woman ⑥Lazy ⑦Space Truckin' G. リッチー・ブラックモア K. ジョン・ロード D. イアン・ペイス B. ロジャー・グローバー V. イアン・ギラン |
海外のミュージシャンが日本でコンサートツアーを行ったり、ライヴアルバムを出す時に「 ライヴ・イン・ジャパン 」と題する事が多いですが、その原点はズバリこのアルバムから端を発しています。 発売から45年が経とうとしていますが、いまだにこれを超えるライヴアルバムはありません。 イアン・ギランの人間とは思えない咆哮。 イアン・ペイスとロジャー・グローバーの正確無比かつダイナミックなリズム。 リッチー・ブラックモアとジョン・ロードの火を噴く様な掛け合い。 どれを取っても物凄い演奏で、当時のロックの概念を根底から覆す存在でした。 特にリッチー・ブラックモアの鬼の如きギターに、一体どれだけの人間が人生を狂わされたでしょうか? 7曲中4曲が[ マシンヘッド ]からと偏りがありますが、スタジオ盤と聴き比べると、いかにライヴに強いグループであったかわかるでしょう。 とにかくスタジオ盤をはるかに上回るテンションと臨場感です。 当初は日本のみの発売でしたが、あまりの凄い出来ゆえに、世界でも発売される事になったそうです。 これを聴かずに死ぬのか!? = ① Highway Star = https://youtu.be/7zKAS7XOWaQ = ③ Smoke On The Water = https://youtu.be/nkduiZt3HM0 = ⑥ Lazy = https://youtu.be/G6x8GGXrCFQ |
Zeno - Zeno 1986年作品 ①Eastern Sun ②A Little More Love ③Love Will Live ④Signs On The Sky ⑤Far Away ⑥Emergency ⑦Don't Tell The Wind ⑧Heart On The Wing ⑨Circles Of Dawn ⑩Sent By Heaven ⑪Sunset G. ジーノ・ロート B. ウレ・レトゲン V. マイケル・フレクシグ K. ドン・エイリー (ゲスト) D. チャック・バーギ (ゲスト) |
ドイツのメロディアス・ハードロックバンド、ジーノのデヴューアルバムです。 ギタリストであるジーノ・ロートはご存知、元スコーピオンズのギタリスト、ウリ・ジョン・ロートの実弟です。 お兄さんが変人であるためまともに見えますが、この人も充分変人みたいですね。 とにかく商売気が無さすぎると言うか、職人気質と言うか、納得する環境やら条件やらが整わないとアルバムを作りません。 デヴューアルバムを出したあと、早速潜伏期間に入り、次作は9年後になります。 音楽性はお兄さんのウリの様なクセのある曲は無く、メロディアスでクセの無い万人受けする曲が多いですね。 特に私のお気に入りは③④⑤⑦⑩です。 マイケルのスーパーハイトーンヴォイスが大変美しく、切ないです。 このアルバムは後のドイツのハードロック・へヴィメタルに多大な影響を与える事になります。 聴けばわかるさ、必聴盤。 = ② A Little More Love = https://youtu.be/mPDko1d7esU = ③ Love Will Live = https://youtu.be/iCkEQSuzqQg = ④ Signs On The Sky = https://youtu.be/XYzVOoK3AgU = ⑦ Don't Tell The Wind = https://youtu.be/kijn0hTOKRs?list=RDVtWFRMn5HY0 |