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[ 暴虐の蠍団 ~ カロンの渡し守 ]

2016/10/01

Scorpions / Taken By Force     1977年作品

①Steamrock Fever
②We'll Burn The Sky
③I've Got To Be Free
④The Riot Of Your Time
⑤The Sails Of Charon ← こりゃ凄い!
⑥Your Light
⑦He's A Woman - She's A Man
⑧Born To Touch Your Feelings

G.ルドルフ・シェンカー
V.クラウス・マイネ
G.ウリ・ジョン・ロート
B.フランシス・ヴッフヴォルツ
D.ハーマン・ラレベル
 

1977年 5枚目のアルバム。

変人&天才ギタリストであるウリ・ジョン・ロートは、この作品を最後に脱退。
同時に「 ジャーマン昭和歌謡メタル 」の時代は終わり、次作から一気にグループはあか抜けて売れ線へとシフトしていきます。

この時代のスコーピオンズを敬愛するファンは多いのではないでしょうか?
私もその一人です。

②空を燃やせ 
  静と動が同居したスコーピオンズらしい名曲です。
  こういう曲が私の中ではハードロックの理想形なんですよね。

⑧愛のために生きて
  ちょっと聴くのに勇気がいると言うか、気安く聴けない、そんな悲しすぎる名曲。
  こんな曲、この時代のスコーピオンズしか作れませんよ。

そして、そして
⑤カロンの渡し守
  結構クセがありますが、凄いですよこれは!
  ウリ・ジョン・ロートのバカテクが炸裂しとります!
  動画を貼り付けておきますので聴いた事が無い方は聴いてみて下さい。
  
  ※悦に入ってるウリ・ジョン・ロートが少し・・・ヒキマス。

= カロンの渡し守 =
http://www.youtube.com/watch?v=aoI7deS76Ck

= 空を燃やせ =
http://www.youtube.com/watch?v=IEdOOLOARYo



 
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[ Praying Mantis / A Cry For The New World ]

2016/09/28

Praying Mantis / A Cry For The New World     1993年作品

①Rise Up Again
②A Cry For The New World    

③A Moment In Life
④Letting Go
⑤One Chance
⑥Dangerous
⑦Fight To Be Free
⑧Open Your Heart

⑨Dreem On
⑩Journeyman
⑪The Final Eclipse

B.クリス・トロイ
G.ティノ・トロイ
G.デニス・ストラトン
V.コリン・ピール
D.ブルース・ビスランド
 

1980年代初頭に巻き起こったNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・へヴィメタル)と言うムーブメントの中でデヴューした名バンドのアルバム。

1981年のデヴューアルバムは素晴らしい完成度でしたが、何故かすぐに廃盤。
以降「幻の名盤」と言われる事になります。
活動もフェードアウトし、しばらくの間休業状態でしたが、1991年に復活しました。
が、復帰作はコケてしまい、当時は散々批判されてました。

それだけ期待が大きかったと言う事ですね。

そして仕切り直しの復帰第2作。
やってくれましたよ、文句なしの大大、大傑作。
全曲からメロディの洪水です。

トロイ兄弟の作り上げる、如何にも英国という感じの哀愁のメロディを、コリン・ピールがハイトーンヴォイスで切々と歌い上げてます。
勿論ツインギターも健在。

「これだよ、これ!これが聴きたかったんだよ!」
当時は血が沸き上がる感覚がしたものです。

マンティス万歳\(^o^)/

http://www.youtube.com/watch?v=uVfaekcMVpo


 
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[ コンセプション / パラレル・マインズ ]

2016/09/19

Conception / Parallel Minds     1993年作品

①Water Confines
②Roll The Fire
③And I Close My Eyes
④Silent Crying
⑤Parallel Minds

⑥Silver Shine
⑦My Decision
⑧The Promiser
⑨Wolf's Lair
⑩Solioquy

G.トゥーレ・オストゥビー
V.ロイ・S・カーン
B.インガル・アムリアン
D.アルヴ・ハイムドル

 

北欧はノルウェー産へヴィメタルバンド、コンセプションのセカンドアルバム。

④⑤は素晴らしいですね。
この2曲の為にこのアルバムを買う価値アリです。

なんといってもヴォーカリストのロイ・S・カーンは日本において大人気で、僕も彼の声を初めて聞いた瞬間にファンになりました。
なんというかへヴィメタルどころかロックを歌うタイプの声ではないんですよね。
しっとりとしたバラードや、ジャズを歌っても全く違和感無いでしょうし、なんでもこの人のルーツはオペラだそうです。

Tenのゲイリー・ヒューズにも言える事ですが、へヴィメタル然としていない声で激しく、かつメロディアスに歌いあげるミスマッチがたまらなくイイんですよ。

④はカーンの声が冴え渡る極上のバラードで、悲哀に満ちたムードが素晴らしいです。

続く⑤は最高のメロディを乗せて走るロックナンバーで、何回繰り返し聴いたかわかりません。
ヴォーカルだけでなく、ギターもリズム隊も凄いです。
メロディアスでドラマティックなサビが印象的な名曲です。

最後⑩はフュージョンっぽい非常にテクニカルな大曲で締めくくります。

いわゆる北欧メタルのイメージとは違う音楽性ですが、フュージョンの要素を持ったテクニカル、メロディアスなグループです。

http://www.youtube.com/watch?v=EZsHVyub9gg


 
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[ 対自核 ]

2016/09/08

Uriah Heep / Look At Yourself     1971年作品

①Look At Yourself
②I Wanna Be Free
③July Morning
④Tears In My Eyes
⑤Shadows Of Grief
⑥What Should Be Done
⑦Love Machine

K.ケン・ヘンズレー
G.ミック・ボックス
V.デヴィッド・バイロン
B.ポール・ニュートン
D.イアン・クラーク

 
1971年発表、ユーライア・ヒープのサードアルバム。

ディープ・パープル、レッド・ツェッぺリン、ブラック・サバスと共にブリティッシュ四大バンドの一角をになっていた大御所バンドです。

が、アルバムセールスやコンサートの動員数では恐らく一番少なく、日本で熱狂的なファンは少ないのではないでしょうか?

原因として、リッチー・ブラックモア、ジミー・ペイジ、トニー・アイオミの様なカリスマ的ギタリストがいない事と、印象的なギターリフやギターソロが無い事が考えられます。

しかし、そもそも他の3バンドと違ってリフやソロで魅了するスタイルでは無く、プログレッシブで複雑な曲展開を得意としており、英国四大バンドとして括られてしまったのがある意味不幸だったかも知れません。

でも内容は今更私ごときが語るまでもないですね。
凄い、流石ですよ。

ドラマティックな曲展開は、パープルもツェッぺリンもサバスもユーライアヒープには及びませんね。

セールス的には他の3バンドに劣りますが、間違いなく、リッチー・ブラックモアもジミー・ペイジもトニー・アイオミもソングライターとして注視してたでしょうし、影響すら受けていた感さえあります。

ブリティッシュハードロックの魅力が詰まった①対自核、ユーライアヒープの最高傑作と言っても良い大曲③七月の朝、あまりにもドラマティックでダイナミックな大曲⑤悲嘆のかげり、この3曲はキャッチーさはまるでないもののハードロックの理想形と言っても良い超名曲です。

とっつきにくい部分もあるバンドですが、曲の勝負では決して負けてはいないでしょう。

ユーライアヒープ、オリジナルメンバーはG.のミックボックスのみになってしまってますが2016年現在も健在で1月には来日も果たしています。

そして再び名盤を作ってくれる事を信じています。


 
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[ ハーレム・スキャーレム / ムード・スウィングス ]

2016/08/21

Harem Scarrem / Mood Swings     1993年作品

①Saviors Never Cry
②No Justice
③Stronger Than Love
④Chainge Comes Around
⑤Jealousy
⑥Sentimental Blvd.
⑦Mandy
⑧Empty Promises
⑨If  There Was A Time
⑩Just Like I Planned
⑪Had Enough

ハリー・ヘス V&K
ピート・レスべランス G.
マイク・ジオネット B.
ダレン・スミス D.

 

カナダ産メロディアスハードロックバンド、ハーレム・スキャーレムのセカンドアルバム。

文句なしの名盤!
捨て曲なしです。

北欧メタルとはまた違った透明感のある、極上のハードロックで、ギターもテクニカル、爽快でドラマティックな楽曲がたまりません。

①荒涼感のあるリフからメロディアスなサビ、ダイナミックな演奏が◎
メロディアスなGソロから、アカペラ⇒リズム停止⇒静かなキーボードをバックに哀愁のサビが歌われ⇒リズム停止⇒全開でリズムON!
カッコいいです。

④曲展開が素晴らしいです。
メロディ、疾走パートから壮大なクライマックスへの展開が凄い。
このアルバムで1番の傑作はこれですかね。

⑤このバンドでは珍しいブルージーな曲。
だけど、やはりハーレム・スキャーレムらしい爽やかなさのある不思議な佳曲。

⑦インスト曲。
気怠さのある静かな名演

⑧複雑な展開で、シリアスに迫ってくる極上のハードロック。

⑪こアルバムで1番テクニカルな曲で、かと言って聞き手無視の自己満足的な曲では決して無く、メロディアスでダイナミックな演奏、ポップでかつドラマティックな名曲でアルバムの最後をビシッと絞めてます。

以上の数々の名曲、名演が詰まったアルバムですので、未聴の方は聴いて下さい。
勿体ないですから。

http://www.youtube.com/watch?v=hj2L0xZoxWg






 
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