Miles Davis / Birth Of The Cool 1950年作品 ①Move ②Jeru ③Moon Dreams ④Venus De Milo ⑤Budo ⑥Deception ⑦Godchid ⑧Boplicity ⑨Rocker ⑩Israel ⑪Rouge ①②⑤⑦ Miles Davis (Trumpet) Kai Winding (Tromone) Junior Collins (French Horn) Bill Barber (Tuba) Lee Konitz (Alto Sax) Gerry Mulligan (Baritone Sax) Al Haig (Piano) Joe Shulman (Bass) Max Roach (Drums) ④⑧⑩⑪ Miles Davis (Trumpet) J.J. Johnson (Trombone) Sandy Sigelstein (French Horn) Bill Barber (Tuba) Lee Kointz (Alto Sax) Gerry Muilligan (Baritone Sax) Jhon Lewis (Piano) Nelson Boyd (Bass) Kenny Clark (Drums) ③⑥⑨ Miles Davis (Trunpet) J.J. Jhonson (Trombone) Gunther Schuller (French Horn) Bill Barber (Tuba) Lee Konitz (Alto Sax) Gerry Mulligan (Baritone Sax) John Lewis (piano) Al McKibbon (Bass) Max Roach (Drums) |
クールジャズの原点と言われる作品。 大体の曲が3分台で初心者でも聴きやすいかな?と思います。 が、評価の分かれる作品で、つまらない作品とする方も結構いらっしゃいます。 でも③はしっとりとして素晴らしいし、④は完璧ですし、⑩は最高ですよね。 1950年の作品ですので、音は時代を感じさせるモノラル録音です。 でもアルバム自体は聴きやすいですし、これぞジャズって感じです。 おススメ。 |
Ritchie Blackmore's Rainbow ~ 銀嶺の覇者 1975年作品 ①Man On The Silver Mountain ②Self Portrait ③Black Sheep Of The Family ④Catch The Rainbow ⑤Snake Charmer ⑥Temple Of The King ⑦If You Don't Like Rock'n Roll ⑧Sixteenth Century Greensleeves ⑨Still I'm Sad リッチー・ブラックモア (G) ロニー・ジェイムズ・ディオ (V) ミッキー・リー・ソウル (K) グレイグ・グルーバー (B) ゲイリー・ドリスコール (D) |
ことの発端は[ ディープパープル / 嵐の使者 ]制作時でした。 リッチー・ブラックモアはブラックミュージックが嫌いだそうで、そのエッセンスがグレン・ヒューズとデヴィッド・カヴァーデルによってグループに持ち込まれ、主導権も若い二人が握りはじめていたようで、それを快く思ってなかったリッチーが孤立化していきました。 そんな中、コンサートツアーの前座として[ Elf ]というグループを帯同していて、そのヴォーカリストがロニー・ジェイムズ・ディオだったんですね。 ディープパープルに半分嫌気が刺していたリッチーは、ロニー・ジェイムズ・ディオを大変気にいっていて、いつしかロニーと新バンド結成を思い描くようになっていたみたいです。 そしてコンサートツアーの合間に③と⑧をあくまでリッチーのソロ作品として[ Elf ]のメンバーと録音します。 それが大変満足だったらしく、一気にディープパープルを脱退、新バンド結成、デヴューアルバム製作に発展して行きます。 天下のリッチー・ブラックモアがディープパープルを脱退というのは大事件で、なんといってもバンドの中心人物かつカリスマであり、ソングライターがいなくなる訳ですからね。 しかし凄い話はここからで、[ Elf ]のギタリストであるスティーブ・エドワーズを追放! 自分がギタリストとしてバンドに収まり、[ Elf ]というバンド名は廃棄処分! バンド名を[ Ritchie Blackmore's Rainbow ]と言うなんとも自己中心的なバンド名に変えてしまいます。 追放されたスティーブ・エドワーズは不条理さに落胆し、故郷に引きこもってしまいます。 これは乗っ取り以外の何ものでもないですよね! 更に悲劇は続き、アルバム完成後はヴォーカルのロニー・ジェイムズ・ディオ以外は全員クビ!!! なんという傍若無人な振る舞い!なんという極悪非道な仕打ち!人道にもとる行為! 恐ろしやリッチー・ブラックモア。 そんな多くの犠牲のうえに完成したこのアルバム。 ハードさに欠ける感はするものの、リッチー・ブラックモアの理想が詰まった素晴らしい完成度で、 特に①銀嶺の覇者、④Catch The Rainbow、⑧16世紀のグリーンスリーヴス、は後のハードロック界に多大な影響を与える名曲となりました。 そして更に次回作は史上最強とも言えるメンバーを従え、HR/HM史上に燦然と輝く、名盤中の名盤を作り上げます。 = ⑧ 16世紀のグリーンスリーヴス = https://youtu.be/cDDo5HwmSG8 = ④ Catch The Rainbow = https://youtu.be/UvVKj0c0UTQ?t=51s = ⑥ Temple Of The King = https://youtu.be/ZUpxniZBb5s |
復活したレインボーの三日間の講演を断片的にですが拝見しました。 1曲目のハイウェイスターに度肝を抜かれ、名曲の数々に心を打たれました。 感無量です。 さすが我等のリッチー・ブラックモア! レインボーやディープパープルを初めて聞いた十代の頃に戻った気持ちになりました。 また来年もレインボーとして活動する可能性もあるとか。 しかしやっぱりリッチーが帰るべきところは[ Blackmore's Night ]なんでしょうね。 以前このブログで、「レインボーとして燃え尽きるべき!」だなんて言っちゃいましたけど、70歳過ぎてハードロックはキツイでしょうし、人間燃え尽きてはいけません。 |
たいてい日本人男子が十代の頃から抱いている 〝 燃え尽きる ″ イメージってこういうことですよねぇ。 ダメですダメです。 リッチーがステージの上で〝 真っ白な灰 ″ になっていたら大変だ! |
人間はやはり穏やかに、家族に囲まれて終わらないといけません。 だから最後は[ Blackmore's Night ]でロマンチックなラブソングや、ルネッサンス音楽を聞いたり演奏したりして音楽人生を終えていくのも充分〝 燃え尽きる ″ に値するでしょう。 でも出来ればレインボーとしてニューアルバムを出して欲しいものですね。 |
Deep Purple / Stormbringer 1974年作品 ①Stormbringer 嵐の使者 ②Love Don't Mean A Thing ③Holy Man ④Hold On ⑤Lady Double Dealer 嵐の女 ⑥You Can't Do It Right (With The One You Love) ⑦High Ball Shooter ⑧The Gypsy ⑨Soldier Of Fortune G.リッチー・ブラックモア K.ジョン・ロード D.イアン・ペイス B.グレン・ヒューズ V.デヴィッド・カヴァーデル |
第三期ディープパープルの二枚目にして最後の作品。 この翌年にグループの中心人物であるリッチー・ブラックモアが脱退してしまいます。 このアルバムが事実上、ディープパープルの最後のアルバムとするファンもかなりいます。 ①嵐の使者はいかにもディープパープルらしい様式美を感じさせる名曲で、哀愁のギターソロがたまりません。 そして⑧The Gypsy ⑨Soldier Of Fortune の完璧な流れに心臓を撃ち抜かれる事間違いなし。⑨Soldier Of Fortuneは後にBlackmore'sNightでも取り上げられましたし、今回復活レインボー6/25バーミンガム講演でも演奏された美しいフォークソングのバラードです。 1968年から1975年まで、嵐の様に駆け抜けた7年間に一旦終止符を打ち、 リッチーはこの後、いよいよRitchie Blackmore's Rainbowをスタートさせます。 = ① Stormbringer = https://youtu.be/GSXhqLaWaq0 = ⑨ Soldier Of Fortune = https://youtu.be/xttiNVkEXjQ |