Eagles - Desperado 1973年作品 ①Doolin Dalton ②Twenty-One ③Out of Control ④Tequila Sunrise ⑤Desperado ⑥Certain Kind of Fool ⑦Doolin Dalton [Instrumental] ⑧Outlaw Man ⑨Saturday Night ⑩Bitter Creek ⑪Doolin Dalton / Desperado (Reprise) G.V. グレン・フライ D.V. ドン・ヘンリー G.V. バーニー・リードン B.V. ランディ・マイズナー |
あまりにも有名な名曲、⑤ならず者が収録されたイーグルスのセカンドアルバム。 いきなり①ドゥーリン・ドルトンがあまりにも素晴らしいです。 そしてその2曲のリプライズ⑪がドラマティックにアルバムを締めくくる感動的なラスト。 個人的にはこのアルバムが一番好きです。 バンド唯一のコンセプトアルバムで、西部開拓時代の悪党たちの行動を通してアメリカの歴史を振り返る壮大な内容になっています。 2016年1月18日にバンドの創設者でありリーダーのグレン・フライがお亡くなりになり、バンドは解散してしまいましたが、名曲の数々と共に永遠に忘れられる事はないでしょう。 = ⑪ ドゥーリン・ドルトン~ならず者(リプライズ) https://youtu.be/MqLwqfiiN_w |
Concerto Moon - Fragments Of The Moon 1998年作品 ①Alone In Paradise ②Run To The Sky ③Cry For Freedom ④Holy Child ⑤Hold On (To Feeling) ⑥Midwinter Night ⑦Over The Century ⑧Take You To The Moon G. 島紀史 V. 尾崎隆雄 B. 三谷耕作 D. 長井一郎 K. 原田修 |
日本のスーパーギタリスト島紀史率いるコンチェルト・ムーンのデビューアルバムです。 と言っても当初はインディからの発売で、インディとしては空前の1万枚を売り上げたモンスターアルバムです。(現在はメジャーからも発売中) リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンが好きな人なら気に入ると思いますよ、きっと。 ①Alone In Paradiseを聴けばこの手の様式美が好きな人は思わずニヤリ、そして超絶ギターソロを聴いてブっ飛ぶでしょう。 「日本にもこんな曲が書けて、こんな凄いギターを弾けるヤツがいるのか」と。 そして間髪入れずにかっ飛ばす②Run To The Skyで完全KOされること間違いなしです。 とにかくすべてがメロディアスで演奏も凄いです。 1998年当時は世界的にハード・ロック、へヴィ・メタル系不遇の時代で、特に日本においてその手バンドは瀕死の状態で、その様な時にインディとはいえこれだけハイクオリティのアルバムを引っさげて登場したコンチェルト・ムーンはまさに救世主でした。 現在非常に厳しい状況にあるようですが何としてもこの逆境を乗り越えて、これぞコンチェルト・ムーンというアルバム、そしてライブを期待しています。 =① Alone In Paradise = https://youtu.be/u-HvdNFe3jM = ⑧ Take You To The Moon = https://youtu.be/wQ3frStQtTA |
ブラック・サバス - 黒い安息日 1970年作品 ①黒い安息日 ②魔法使い ③眠りのとばりの後に ④N.I.B ⑤魔女よ、誘惑するなかれ ⑥眠れる村 ⑦警告 G. トニー・アイオミ B. ギーザー・バトラー V. オジー・オズボーン D. ビル・ワード |
バンドのリーダーであるトニー・アイオミはデビュー前、アルバイトの板金工時代にプレス機械に右手を巻き込まれ、左利きギタリストの命である右の中指と薬指を切断する大事故にあいます。 それ以降、彼は義指でギターを弾いています。 その後、紆余曲折の後にバンド結成、最初は「アース」という名でジャズ&ブルースのバンドとしてスタート。 しかしなかなかデビューに辿り着けなかった彼等は「ブラック・サバス」と改名。 音楽スタイルもよりハードかつへヴィに変貌させ、1969年になんと自費で、しかもわずか48時間で本作を完成させます。 その後やっとのことでメジャー契約を獲得。 47年前の今日、1970年2月 あえて13日の金曜日に本作をリリースします、世界で最初のへヴィ・メタルとして。 自主制作盤がのちに世界的な大ヒット。 まさに伝説的、歴史的名盤ですね。 その後の彼等の大躍進は説明する必要は無いでしょう、以後47年間へヴィ・メタルの帝王として君臨し続けています。 ①Black Sabbath(黒い安息日)は土砂降りの雨と雷鳴のSEをバックに始まり、ひたすら重いです、伊藤政則氏曰く「棺桶を引きずる様な曲」だと。 ②はハーモニカのイントロが不気味に響いたあとグルーヴ感たっぷりの演奏が凄味を感じさせます。 ③から④の流れは圧巻で、特に④N.I.B.のイントロのベースソロと中盤のギターソロは正に帝王のオーラが感じ取れます。 後年リッチー・ブラックモアがパクったとの噂も・・・。 そしてある意味最高の聴きどころはカバー曲の⑦でしょう。 オリジナルは3分ほどらしいのですが、10分30秒に発展させた演奏はブラック・サバスの実力がいかんなく発揮された名演だと言われています。 そして後年、90年代になって再びこのアルバムは注目される事になります。 続くへヴィ・メタルのミュージシャンがこぞってこのアルバムがルーツだと言い始めたからです。 「 ○○○がサバスのファンだから俺もサバスのファンだ 」という二次的?な不健全?なファンを多く生み出しました。 そんなブラック・サバスも本年のツアー「 THE END 」をもって47年の歴史に幕を降ろすそうです。 しかしその一方で違うヴォーカリスト(トニー・マーティン)を加入させて再始動するという話もありますし、実際はどうなりますか見守っていきたいと思います。 = ② 魔法使い = https://youtu.be/_skzFSKE2Oc = ③眠りのとばりの後に~④N.I.B. = https://youtu.be/OYgBOVoLI6U |
Delaney & Bonnie - D&B Together 1972年作品 ①Only You Know And I Know ②Wade In The River Of Jordan ③Sound Of The City ④Well, Well ⑤I Know How It Feels To Be Lonely ⑥Comin' Home ⑦Move 'Em Out ⑧Big Change Comin' ⑨A Good Thing (I'm On Fire) ⑩Groupie (Superstar) ⑪I Know Something Good About You ⑫Country Life |
先日当ブログでレオン・ラッセルのベストアルバムを紹介したところ、非常に評判が良かったので関連ミュージシャンを紹介します。 カーペンターズの大ヒット曲「 スーパースター 」は多くの人が知ってるとおもいますが、原曲があるのをご存知でしょうか? 原曲はレオン・ラッセルとデラニー&ボニーの共作で、タイトルも「 グルーピー 」と言います。 ギターはエリッククラプトンが担当。 カーペンターズの「 スーパースター 」は非常に丁寧な作風で、いかにもカーペンターズという感じですが、本家の「 グルーピー 」はいきなりボーカルからぶっきらぼうな感じで始まります。 ボーカルのスタイルは始めはカーペンターズに近い印象ですが、サビになるといきなりロックのスタイルで情熱的に歌い上げます。 好みの問題ですが、やはり僕はオリジナルの荒っぽい感じが好きです。 カーペンターズとデラニー&ボニーを聴き比べるのも楽しいですよ。 デラニー&ボニーはデラニー・ブラムレットとボニー・ブラムレットの夫婦によるデュオで、わずか4~5年、アルバム6作しか出してません。 そして本作が最後のアルバムとなってしまい、後にふたりは離婚してしまい、グループも解散します。 その後ボニーは女優に転向。 デラニーはソロ活動を始めますが、2008年12月27日胆嚢手術後の合併症でこの世を去ってしまいます。 =⑩ グルーピー = https://youtu.be/qpZ7BOSmO64 = ⑥ Comin' home = https://youtu.be/aazChqk4U-c デラニー亡き後、ボニーひとりで歌う「 グルーピー 」がなんか哀しいですね、 その姿を見守るレオン・ラッセルに感動します。 https://youtu.be/WvEgiZ1lS7Q |
Leon Russell - A Song For You ( Best Album ) 2005年作品 ①A Song For You ②Tight Rope ③Stranger In A Strange Land ④Hummingbird ⑤Back To The Island ⑥Out In The Woods ⑦Lady Blue ⑧Delta Lady ⑨This Masquerade ⑩My Funny Valentine ⑪Smoke Gets In Your Eyes ⑫That Lucky Old Sun ⑬The Shadow Of Your Smile ⑭As Time Goes By ⑮The Very Thought Of You ⑯Angel Eyes ⑰Round Midnight ⑱Sailing |
レオン・ラッセル = 2016年11月13日永眠 享年74歳 人間の本当の「死」はその人を知るひとがこの世から一人もいなくなってしまった時だとよく言いますね。 レオン・ラッセルは彼の作った名曲の数々と共に永遠に忘れられる事は無いでしょう。 今回はあえてオリジナルアルバムではなく、2005年発表のベストアルバムを紹介します。 ①~⑨までは自身の代表曲のセルフカヴァー(再録) ⑩~⑱はスタンダードナンバーのカヴァーという構成になっています。 どの曲も本当に素晴らしく胸に染みます。 特に①A Song For Youの素晴らしさ、美しさは言葉で表現する事はできません。 レオン・ラッセルを知らなくてもこの曲は聴いた事はあると思いますし、メロディーの美しさ、切なさに胸が締め付けられる思いになるでしょう。 もちろんその他の曲も素晴らしい名曲ばかりです。 ⑱Sailingはロッド・スチュアートもカヴァーした有名な曲ですが、レオンの歌うSailingの方が魂がこもってる様に僕には聞こえます。 是非聴いてみて下さい。 = ① A Song For You = https://youtu.be/37dw2r45Xzg = ② Tight Rope = https://youtu.be/tInVSaCI6Bo = ⑱ Sailing = https://youtu.be/cfzYG0DWqkA |